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【2023年】無痛分娩@名古屋市立大学病院・後編

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はじめに

こちらの記事は2023年2月時点の情報です。

2023年5月8日よりCOVID-19は5類感染症に位置付けられ、それにより一部処置や面会規制等の内容が変更になっている可能性が考えられます。

最新情報については必ず病院にお問い合わせください。

 

***

 

ハネコ(@negative_haneko)です。

 

名古屋市立大学病院 (以下 名市大病院)にて

硬膜外分娩 (いわゆる無痛分娩)により出産した体験まとめ【後編】です。

 

硬膜外分娩をおこなったうえでの想定通り、想定外、感じた事をまとめています。

 

※あくまで一個人の体験談です。同じお産は2つとありませんので参考程度にお読みください。

 

前半では名市大病院における分娩の流れに沿って振り返りをしています。

www.hanekotecho.info

 

今回も盛りだくさんですがまとめて一気に振り返ります。

 

 

 

陣痛について

”無痛"だった?

そんなことはない

ある程度は自然分娩と同じように陣痛を経験し、子宮口が開くまで耐える必要があります。また麻酔が効いている間も陣痛を感じるようには調整されます。

硬膜外分娩を選んだからといって始めから終わりまで痛みゼロということはなかったです。(想定通り)

 

のたうち回る痛みを"無"にできるという感じです。

和痛分娩硬膜外分娩の表現は確かにしっくり来るなと実感しました。

 

どなたが"無痛分娩"をネーミングしたか分かりませんがちょっとナンセンス。

 

 

とはいえ自然分娩よりやっぱり楽?

痛みをかなり軽減できるという意味で楽だと思います。

 

自分はお産の進みが早く麻酔が効き始める直前に子宮口全開大近くになりましたが、その時の陣痛だけでもとても苦しかったです...。

これを何時間もしのいだうえで、骨を押し広げながら赤ちゃんを出してあげるとなると、相当な痛みだと思いました。

 

上述した通り、のたうち回るような痛みは感じることは少ないためお産に集中できました。

 

 

硬膜外分娩だと陣痛が遠のく?

思った通り、そうなりました。

 

微弱陣痛になってしまう事は、硬膜外分娩の一番のデメリットとして挙げられるものではないでしょうか。

実際に麻酔が効いてきた頃にモニターを見てみると、やはり2分ほどだった陣痛間隔は3〜5分になり、痛みレベルも小さくなっていました。

 

微弱陣痛ついては、必要な医療措置を行うことで対応してもらえます。促進剤の併用や吸引分娩鉗子分娩となる確率は高くなると病院から事前説明があります。そこを理解しておく必要があります。

 

自分も途中から促進剤を入れてもらいましたが、これはこれで陣痛が復活するもので、よくできているなと感動していました。

 

※硬膜外分娩を希望する妊娠さんは、正期産に入る前に骨盤周りのレントゲン撮影をおこないます。これにより、陣痛促進した際にも赤ちゃんの頭が確実に骨盤を通れるかを確認します。(名市大病院の場合)

 

 

いきめないって聞くけど

微弱陣痛のため、陣痛を感じられずにいきめなかったり、お産そのものが進まなくなると聞きます。

 

名市大病院の硬膜外分娩は痛みを10分の4〜5に軽減するもので、自分の場合は陣痛の感覚(骨が押される感じで、痛くはない)がしっかり残されていました。

そのため、意外にも自分で次の陣痛が来そうなタイミングをつかめました。 

 

便意がないとウ●チできないように(?)、陣痛がないと全然いきむことができませんでした。経膣分娩には陣痛は不可欠なんだなということ実感できました。

 

もし感覚が分からなくても、助産師さんがタイミングを読み取って合図してくれるそうなので、いきむこと自体はできるかと思います。

 

 

処置いろいろ

導尿カテーテルは痛くない?

痛いかな...と思ってましたが、全くなにも感じませんでした。処置もあっという間です。水っぽいものが通過するような気はしました。

 

 

会陰切開、縫合痛くない?

個人的には、局所麻酔して抜歯する感覚に近いと思いました。

抜歯時も叫ぶほど痛!!とはなりませんが、何かされている感覚はありますよね。それと同じでした。

 

抜歯経験がない方へ、、股全体がジンジンしていて鋭い痛みは分からない...という感じでしょうか。

 

 

全く動けなくなるのか?

意外と足は動かせました。

分娩台の上で体勢を直すくらいには、自分で足に力を入れたり動かしたりができました。しかし歩行はできません(させてもらえません)。

 

 

硬膜外分娩を選んだ時の周りの反応は?

私が決めたことなので、とやかく言われることはなかったです。

痛みを経験してこそ母親うんぬん、、の根性論(笑)を説いてくる人はいませんでした。

 

ただ、親は微弱陣痛のことを心配してくれましたので、そういう意味で"無痛分娩"にするの〜?という反応でした。自然分娩でも吸引になった友人はいますし、お産は人それぞれ、その時々の状況によりけりですけどね。

 

 

医療事故怖くない?

現在の"無痛分娩"につきもののトピックかもしれません。

私も心配性なので気にしていました。しかし最後まで落ち着いて出産に臨みたかったので、"無痛分娩"希望の意思は変えませんでした。

 

ではどうしたかというと、麻酔科医に対応してもらえる病院を選びました。

 

ニュースに取り上げられているような事故は、自分が把握する限りは産院で産科医が硬膜外麻酔を行ったものだと認識しています。。

麻酔を入れる前後の全身管理含め、その道のプロである麻酔科医にやってもらわないと確かに怖いなと思っていました。

 

遠くない場所に名市大病院があってよかったですが、一方で距離的に硬膜外分娩ができる病院がそもそもないという方もおられます...。

 

 

出産後

身体の回復は早かった?

硬膜外分娩のメリットとして挙げられる項目ですね。

 

自分は初産のため比較対象がないので、よくわかりません。たぶん、早いのでは?とは思いますが。

産後4日までは腰ガクガクで股もジンジン痛みます。悪露は産後3週間くらいにはかなり減ったと感じられる程度でした。

 

その後もだんだん骨の痛みは減ったものの、産後2ヶ月経った今でも腰はわずかに痛いです。前までやっていたヨガや筋トレが怖くてなかなかできません。

 

 

費用は高かった?

当然ながら自然分娩よりお高いです。

麻酔の費用等については事前に説明があります。

個室代などももろもろ含め、自分はトータル65万程だったような。(そのうち一部は出産一時手当金でカバーはできます。)

 

費用は病院によって結構異なるのではないでしょうか。

 

 

想定外がひとつ...

出産そのものの話ではありませんが、

それは、新生児のお世話が大変だということ。

 

名市大病院では、大部屋で入院する方を除き原則母子同室です。これがあんなに辛いものだとは。

身体は痛いのに寝不足になりながら授乳とおむつ交換などなど...。

 

正直出産よりもはるかにしんどくて、育児に対する価値観やイメージが変わりました。笑

 

でも、腰が痛くても眠くても、赤ちゃんの顔を見るたびに幸せな気持ちになれます。

 

当然ながら体調がすぐれなければ、授乳までの間、さらには授乳もお願いするなどして、赤ちゃんを預かってもらえます。強制母子同室ということはありません。

 

 

総括

初めての体験続きで、面白いと思える出産でした。

硬膜外分娩にして本当によかったです。

 

しかし冒頭でも述べたように同じお産は2度とないので、こんなパターンもあるんだなと思うようにしています。

 

2回の出産それぞれを硬膜外分娩でおこなった友人は、1人目は痛みは緩和されたそうですが、2人目は激痛だったといいます......

 

硬膜外分娩だからといって一概に、というのは違うことを実感しました。

むしろ微弱陣痛になりやすいからせめて集中していようと自分は考えていました。

 

そして、既に育児の壮絶さを感じ始めております......が、程々に楽しみながら過ごしていこうと思います。

 

 

以上です。

お読みいただきありがとうございました。

 

 

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