こんにちは、ハネコ(@negative_haneko)です。
生理日の移動ができることはみなさんご存知でしょうか。私はそれ目的で婦人科にて処方してもらったピルを飲んだところ、副作用に見舞われました。
内容をまとめるとこんな感じです。
- 生理日の移動はできました。
- ただしはっきりとした副作用もありました。
- しかし副作用は次第に収まっていきました。
結果的には目的を達成できたのでハッピーエンドでしたが、これがホルモン剤による副作用か!と感じた貴重な経験をしたと思っています。今回はその時の様子をお話します。
どうやって生理日を移動するのか
そもそもピルとは?
ざっくり言うと女性ホルモンを含んでいるお薬。ピルを飲んでいる間は、からだが妊娠していると勘違いするため月経とはなりません。飲むのをやめた数日後に出血が起こります。
女性のからだとこころは、周期的に変化しますよね。その理由は、役割の異なる2つのホルモン量のバランスが変わるからです。
- エストロゲン(卵胞ホルモン) →卵子発育。お肌や身体の調子がよくなる
- プロゲステロン(黄体ホルモン) →妊娠準備。水分を蓄えるためむくんだりする
このプロゲステロンの分泌が止まると月経が始まるわけです。ピルを服用することで、意図的にこれらのホルモンバランスをコントロールできるということですね。
*オムロンさんのサイトを参考にしました。
日本ではピルと聞くと避妊のためのもの、副作用があるという、なんとなくマイナスイメージが強いです。しかし生理痛を和らげたり、月経周期をととのえるため日常的にピルを服用される方もいらっしゃいます!私の友人にもいます。また多くのアスリートの方も利用されています。(そりゃあんなお腹の痛みを抱えながら、最高のパフォーマンスを発揮するなんて相当大変です。)
医師の指示に従い正しく服用すれば、その効果を得られるものだと私は考えています。
ただ、悪く言えば自然に成り立っているホルモンバランスを崩すことになります。やはり人によってはさまざまな副作用が現れます。それについては体験談を含めて後述します。
ピルの手に入れ方・飲み方
産婦人科を受診し、お医者さんに生理日を移動したいと伝えればOK。自分の月経周期と月経を避けたい時期に合わせて、飲むタイミングを指示してもらえます。
繊細なバランスを保っているカラダなので、ピルを飲んだからといって今すぐ月経を始めたり、終わらせたりすることはできません!
生理日を調整するためのピルの飲み方には2通りあります。
避けたい日に月経を終わらせておく場合
前の月経が始まったあたりからピルを飲み始める。飲み終わった数日後から生理になる。
避けたい日の後に月経を遅らせる場合
避けたい月経予定日の10〜7日前から、ピルを飲み続けます。ピルを服用している間は生理にはなりません。
私は大事な旅行の日にかぶらないようにしたかったのですが、病院を受診したのは避けたい日の10日前でした。基礎体温の推移からして既に排卵もされてしまっていることがわかったため、ピルを飲み続けるよう指示を受けました。
一般的に、月経後のほうが心身のコンディションは良いです。生理前のあのなんとなくな不快感が続くよりも、すっきり終わらせてしまったほうが気楽なので絶対にこの日は避けたい!と決まっている場合は早めにお医者さんに相談するのがベターです。
ピルを飲み始めて数時間後に異変が...
夜22時ごろにピルを飲んで就寝しました。しかし翌明け方、午前5時ごろ強烈な吐き気で目が覚めました。このまま寝て何もなかったことにできないかと思いましたが、無理でした。我慢できずトイレに駆け込み嘔吐する事態に...
しかも、吐いても吐いても気持ちの悪さはおさまることなく、ついにはベッドに戻る気力も無くなりトイレ前の床で横になる→吐くを繰り返すことしかできなくなりました。結局その日の仕事は休むことにしたのです。
お昼過ぎにやっと吐くことはなくなり、なんとか動けるようになりました。このタイミングでもう一度病院に行き、これまでのことを相談したところ吐き気止めを処方してもらえました。からだが慣れるまではこうした軽度な副作用は起こりうるとのこと。
その日の夜、おそるおそる次のピルを吐き気止めと共に飲みました。その結果、無事平和な朝を迎えることができました...!さらに数日後には吐き気止め無しでも、もう気持ちが悪くなることはありませんでした。慣れるもんなんだな。
結果
生理日の移動はできました!!避けたい日までピルを飲み続け、飲むのをやめた2日後、さらりとした出血が起こりました。
ただ、初めて飲んだ時のあの吐き気は終わりのない地獄のようでした...。気持ちの悪さの出どころが、胃腸風邪とはまたなんか違うというか。
以前、私は無排卵月経となってしまい、周期を整えるため一時期低用量ピルを処方してもらっていたことがあります。その時はなんともなかったのですが、今回は生理日を移動させるための中用量というだけありました。ホルモン剤ってすごい...もしかすると、つわりの感覚もこんな感じなのでしょうか?
まとめ
生理日移動はできます!
やることはお医者さんの指示通りピルを飲むことです。前もって避けたい日がわかっているなら、早めに月経を終わらせておくのが本当におすすめだと思います。
副作用があるかもしれない
私の場合は(半日とはいえしんどかったですが)吐き気で済みました。体質というのは人それぞれなので一概には言えませんが、何かしらの副作用が現れるかもしれません。何か異変があった時はどうすべきか、事前にお医者さんに相談しておくとよいですね。
人間の体ってすごい
体って、よくできているなと感じました。ホルモン量のバランスで、月経になったりならなかったり、気持ち悪くなったり。お薬も、やっぱり効果があるものなんだと感じました。
生きていることに感謝です。
おまけ
まず、基礎体温をつけておくことを強くおすすめします!妊娠希望をしたら測るもの、と思っていましたが無排卵月経となったことをきっかけに記録するようにしたところ、いいことだらけです。体温の変化と身体の変化、月経の始まり、全ての関わり合いが見えて普通に便利です。(笑)今までの記録をたどることで、例えば私の場合は胸が張り始めた2日後に生理がきていることがわかりました。
周期が安定している人もそうでない人も、基礎体温表はあなたを表す大事な情報です。医師の診断を受けるときには役に立ちますので、ぜひ。
もうひとつ、興味深いものを見つけました。
なかなか病院に行けない方に朗報です。チャットやビデオ通話を利用して医師の診察が受けられ、用途に合ったピルをお届けしてくれるサービスがあるようです。私は利用したことがないですが、現代的だなと思い紹介させていただきます↓
以上、ハネコでした。